新型出生前診断 メリット デメリット

新型出生前診断(NIPT)ってどんなもの?
気になるメリットとデメリットについて

 

  1. 羊水検査のデメリット
  2. NIPTの内容&条件とは
  3. NIPTのメリット
  4. NIPTのデメリット
  5. セクション

 

 

 

羊水検査のデメリット

 

妊娠初期のうちからお腹の赤ちゃんにダウン症などの染色体異常がないか検査する方法は、今までもありました。

 

しかし羊水検査などは0.1〜0.3%の確率で流産のリスクがあるというデメリットがあります。

 

かといって血清マーカーテスト(クアトロテスト)では、あくまで確率しか表示されないために余計モヤモヤしてしまうお母さんも多いのです。

 

そこで2013年から日本で導入された新型出生前診断(NIPT)。

 

ニュースなどではその中絶率などから賛否両論ある世間の意見が出ていましたね。

 

今回はその新型出生前診断(NIPT)とは一体どんな検査なのか、そして検査をおこなうメリットやデメリットについてご紹介していきます。

 

 

 

NIPTの内容&条件とは

 

新型出生前診断(NIPT)とは?

 

 

今までの羊水検査のように痛みや不快感、そして流産のリスクなどを心配せずにおこなえるのが特徴です。

 

新型出生前診断(NIPT)は妊婦さんから血液を採取して、お腹の中の赤ちゃんに染色体異常がないかどうかを調べる検査です。

 

調べられるのは13、18、21トリソミーの3種類の染色体異常で、ダウン症は21トリソミーに当たります。

 

トリソミーというのは、通常2本で一対になっている染色体が3本になってしまっている状態をいいます。

 

ダウン症は、21番目の染色体が3本あるために起こる症状なのです。

 

調べ方としては、まずエコーなどで赤ちゃんの染色体異常の疑いがかけられたら医師から赤ちゃんの染色体異常についての説明を受けます。

 

そして妊婦自身の希望があって尚且つ条件に当てはまれば20ccほどの採血をおこないます。

 

検査終了後は、結果の説明と遺伝カウンセリングを2回受けることになっています。

 

検査の条件とは、妊婦が35歳以上であることと過去に染色体異常の赤ちゃんを出産したことがある人、そして健診のエコーなどで赤ちゃんに染色体異常の疑いがある人の3つがあります。

 

検査時期は妊婦10週〜18週の間で、なるべく早めの検査が推奨されています。

 

これは、妊娠週数が進むにつれてお母さんの血液中に胎児の持つ遺伝子の濃度が低くなるためです。

 

NIPTを受けるには、条件の他に妊婦自身の申し出がないと医師から勧めることはできません。

 

受ける意思があるときには、必ず検査をおこなっているか調べてから初期のうちに申し出ましょう。

 

 

 

NIPTのメリット

 

おこなうメリットとは?

 

 

まずNIPTを受けるメリットについてご紹介していきます。

 

・簡単に検査ができる

 

血液を20ccほど採取するだけなので、妊婦さんへの負担はほぼありません。

 

また流産などのリスクがないというのも今までにないメリットだと言えるでしょう。

 

わたしの知り合いにも従来の羊水検査をおこなった人が居ますが、やはり検査自体が痛みを伴って流産の不安が強かったといいます。

 

その点NIPTだと簡単に検査ができるので気持ちの面でも安心感がありますよね。

 

・早期に検査ができる

 

羊水検査の場合は妊娠15週を過ぎないと検査できないのに対して、NIPTは10週から検査ができます。

 

赤ちゃんに何か見つかった場合に、早くから対処が出来るというのがメリットです。

 

・陰性の場合は安心できる

 

NIPTは手軽におこなえる検査の割には精度が非常に良く、陰性の場合の正確率は99.9%とも言われています。

 

そのため、陰性と結果が出たらほぼ3つの染色体異常には当てはまらないと考えて良いということになります。

 

モヤモヤした気持ちを抱えているよりかは安心材料があったほうがスッキリしますよね。

 

わたしも妊娠週数が進むごとに不安神経症みたくなっていたので、こういった検査で安心感を得られるのは良いことだなと思います。

 

・陽性の場合には早い段階から準備が可能

 

検査の結果が陽性だった場合、正確率は80〜90%の精度だと言われています。

 

先に陽性だとわかった場合には、その後どうするかは別にして様々な準備や考える時間が与えられます。

 

治療ができる先天疾患があった場合にはそれに向けて医師と話し合いをすることもできますし、夫婦で今後について話し合うこともできます。

 

 

 

NIPTのデメリット

 

デメリットはあるの?

 

 

便利なように思える一方で、NIPTにはデメリットもあります。

 

・染色体異常は3種類しか見つけられない

 

染色体異常というのは様々なものがありますが、NIPTではダウン症を含む3種類しか発見することはできません。

 

友人の子供は3歳くらいになってから自閉症だということが判明しました。

 

そのとき、ダウン症みたいに目に見える障がいだけではないと言っていたのを思い出しました。

 

・実施している病院が限られる

 

NIPTはまだ日本で導入されてから3年余りしか経っていません。

 

そのため実施している病院が限られるということ、そして費用も20万円ほどかかるのでその点はデメリットとなります。

 

・検査を受けられる条件が厳しい

 

NIPTを受けるには厳しい条件に当てはまり、さらに妊婦自身が希望したときのみ受けることができます。

 

そのため条件に当てはまる人というのは、かなり限られてくるのです。

 

・検査によって妊娠中絶が増える可能性がある

 

陽性になった場合には、確定診断で羊水検査をすることになります。

 

とある病院では7740名の妊婦がNIPTを受けて陽性と判定されたのは142名。

 

そのうち確定診断である羊水検査で陽性となったのは113名でした。

 

113名のうち110名という、実に97%の妊婦がその後妊娠中絶という道を選んでいます。

 

このことが倫理的にどうなのかという意見もあり、NIPTは賛否両論なのです。

 

・陽性の場合、精神的なショックが大きい

 

確定診断の羊水検査は15週からしか検査ができず、さらに中絶が法律で認められているのは22週目までなので短期間の中で命の選択を迫られることになります。

 

これがどれだけの精神的なショックになるか…考えただけで苦しくなります。

 

簡単で便利なようではあるけれど、気軽に受けられないように条件を厳しくしているのはこのようなことがあるからなんですね。

 

 

 

まとめ

 

まとめ

 

 

実際にNIPTを受けて陽性後に羊水検査でダウン症が確定した後に妊娠中絶を選択した人のブログを見ました。

 

その人は確定診断を受けた後の夫との温度差の違いや、自分が中絶を選択したことへの葛藤を書いていらっしゃいました。

 

読んでいてブログを書いている人の心情が伝わってきて、心が痛みました。

 

もちろん賛否両論あるかとは思いますが、そのブログを読んでいたら一概にお母さんを責めるのは、何か違うのではないかなと思いました。

 

そこで、今回は多くの人が気にはなっているけれど踏み出せないNIPTについてご紹介してきました。

 

検査自体はリスクもなく簡単に終わるものですが、とてつもなく重い命の尊さを考えなければならない検査だということです。

 

わたしはメリットとデメリットを比較してみて、もし検査が受けられるのなら受けると思います。

 

ただその新しい命はずっと待ち望んだ命だということを考えて、しっかりと納得してから検査を受けてくださいね!